書籍
スサノオの数字
商品説明
「スサノオ」は古事記や日本書紀に登場する神話上の存在として知られている。
このスサノオを祀る神社について調べていくと、なぜかその多くが地震を引き起こす危険な活断層の上にあることがわかった。
なぜあえて危険な場所に建てたのか?
この疑問をきっかけに、各地のスサノオと関連する神社仏閣の位置(緯度・経度)を調査したところ、さらに驚くべき事実が浮かび上がってきた。
富士山を中心に東西に引いたいくつかのライン上に、あたかも一枚の巨大な地図の上に設計図を描いたかのような正確さで、
スサノオ系の神社仏閣が並んでいることがわかってきたのだ。
この事実は何を意味しているのか。そして「スサノオ」とは一体何者なのか?
前著で大化の改新で滅亡したとされる蘇我一族の謎を紐解いた曹洞宗住職の著者。
本作ではその説を踏まえ、「数字」(緯度経度)という視点から、古代人の壮大な試みとそこに込められたメッセージを読み解く。
これまでの古代像を打ち破り、まだ誰も知らない日本の原点を浮かび上がらせた一冊。
蘇我氏と曽我兄弟に教えられたこと
商品説明
大化の改新(645年)で滅びたとされる蘇我一族。
だが曽我兄弟ゆかりの「宗我(そが)神社」(神奈川県小田原市)には、それより後の時代に蘇我氏の末裔が建てたという由緒がある。
仇討ちで知られる曽我兄弟は12世紀の人物である。
なぜこの神社に蘇我氏が出てくるのか。
―もしかしたら、蘇我一族は生き延びていたのではないか?―
さらに、蘇我氏と曽我氏は同族だったのではないだろうか?由緒を見て浮かび上がった疑問から、
蘇我氏や曽我兄弟について調べていると、また別の疑問が浮かび上がってきた。
ある角度で日本地図を見ると、修験の聖地がいくつも一直線に並ぶのである。
古代の人々が正確に地理を知っていたとは考えにくい。
そこには、古代信仰と結びつく何か大きな謎があるのではないだろうか。
また、その謎を紐解くことにより、我々も学ぶことがあるのではないだろうか……。
曹洞宗住職である著者が、よりよく生きるためにも、
古代からのメッセージを見つけようとする一冊。